摂食嚥下リハビリテーション学会
2019年10月25日
こんにちは、歯科医師の平形です。
9月の6日・7日の二日間で、新潟で開催された「第25回 日本摂食嚥下リハビリテーション学会学術大会」に、菅原先生と一緒に参加してきました。
訪問診療を行なっている我々にとって、”接触嚥下=食べ物を飲み込む能力”は、常に大きな課題として、治療の主軸になるものなのです。
加齢に伴い、お口の周りや舌の筋肉が衰えてくることも大きいですが、飲み込もうとする反射が遅れてしまってくることもあります。
ただ、筋力も反射も、リハビリやトレーニングによって、その能力を回復を期待することができます。これらの最新の研究情報を学ぶ機会となりました。
最近、飲み込む時に喉に引っかかるような感覚がある…食事中咳き込むことが多くなった…食事する時にたくさん水分を取るようになった…など、少しでも思い当たる点がありましたら、ご相談下さい。
また、リハビリやトレーニングが必要なのは、高齢者とは限りません。
お子さんもその対象になることもあるんです!
みなさんのお子さんやお孫さんは、お口をポカーンと開けてしまっていませんか?
実は、唇を閉じる筋力が未発達なままのお子さんは、すごく多いんです。
尾島デンタルクリニックでは、そんなお子さんたちをトレーニングする、マウスピース型の器具で治療を行うことが出来ます。一度、お子さんの口元の癖が、当てはまるかどうか検査にいらっしゃるのも良いと思います。
ただ歯で食べ物を噛んで食べるだけでなく、お口は全身の入り口なのです。入り口が健康で無ければ、全体の健康は始まりません。
皆さんの飲み込む能力、一度検査を受けてみてはいかがでしょうか?
ご相談お待ちしております。