2022年01月12日
こんにちは、歯科医師の鈴木です。
本日は、わりとよく相談を受ける「〇〇までに〜」についてお話します。
「〇〇までに〜」というのは、患者さんから言われることがあるのですが、具体的には
・自分の結婚式までに〜
・結婚式の前撮りまでに〜
・成人式までに〜
・娘の結婚式までに〜
・高校卒業までに〜
・来月から海外転勤なのでそれまでに〜
といった具合に、治療を〇〇までにしてほしいというご要望です!
結婚式や成人式など、人生の記念すべき日に、ニコッと笑顔で笑えるような綺麗な歯でいたいというのは誰もが思うところだと思います。
そういった患者さんのためにも、僕も間に合うように全力でサポートさせていただきたいのですが、実際には間に合わない場合もあります。
・新しい入れ歯を作ってほしい!来週までに!
・今週末に娘の結婚式があるのでそれまでに前歯の差し歯を作り変えたい!
・来月までに歯並びを綺麗にしたい!
など、入れ歯や被せ物などは作製時間、矯正であれば数ヶ月など、治療に必要な時間が確保できないほど急な場合はご希望に添えないこともあります。
逆に言うと、早めに相談していただければ、その大事な日までに、1番素敵な笑顔になれるように様々な治療を提案させていただくこともできます。
当院のマウスピース矯正は、軽度のものであれば数ヶ月でキレイな歯並びにすることが可能なので、結婚式までまだ数ヶ月〜1年ほど時間があるような場合であれば、当日までに治療を終えることも可能です。
お口の中の状況によっては、みなさんが想像しているよりも治療に時間がかかることがありますので、大事なイベントや記念日までの治療をご希望の方は、まずはお早めにご相談ください。
2021年05月10日
こんにちは、歯科医師の鈴木です。
本日はむし歯や歯周病などによって歯を失ってしまった場合にどうしたらいいのか?ということについてお話します。
まず歯を失ってしまった場合、そのままにしておいてしまうと、他の歯が移動してきたり、他の歯の負担が大きくなったりすることで、また次の歯を抜くことになってしまう可能性があるため、基本的には歯を失ってしまったところには、何らかの方法でその部分を補ってあげる必要があります。
どんな方法があるかというと、主な治療法は以下の通りです。
①義歯
いわゆる入れ歯です。
金属のバネを残っているご自身の歯にかけることで、失った歯を補う取り外し式の治療法です。
お口の中に入れた時の違和感が大きく、噛む力も弱いため、硬いものやお肉などが噛みにくいことが多いです。
②ブリッジ
前後の歯を削り、被せ物でつなぐ治療法です。
義歯とは違い、ご自身で取り外すことはできません。
噛む力はご自身の歯と比べると7〜8割ほどの力を発揮しますが、その分支えにしている前後の歯が早めに悪くなってしまう可能性があります。
また、つながった被せ物なので、歯磨きの際につながっている部分の清掃が難しいことも特徴です。
③インプラント
歯を失った部分に、人工的な歯を埋め込む治療法です。
失った歯を治す治療の中で最も噛む力が強く、硬いものも違和感なく噛むことができます。
また、前後の歯を削ったり、他の歯に負担をかけることもないため、残っているご自身の歯にとっても優しい治療です。
ただし、骨の状態や全身疾患など、状況によってはお選びいただけない可能性があります。
ざっとではありますが、一般的に歯を補う治療法にはこのようなものがあります。
そのまま歯を抜いたままにしておくと、あとで治したくなったときに治すのが難しくなってしまいます。
当院では、歯を失ってしまった場合の治療相談についても、しっかりと一つ一つの治療法のメリットデメリットをご説明させていただいておりますので、歯を失ってしまってお困りの方がいましたら、ぜひご相談ください。
2021年05月4日
こんにちは、歯科医師の鈴木です。
本日はインプラントの手術について少しお話しようと思います。
インプラントという言葉は、最近でもかなり多くの方に知られるようになってきて、聞いたことがある方も多いと思いますが、皆さんはどんなイメージをお持ちでしょうか?
おそらく、「怖い」「痛い」というイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。
インプラントは、ご自身の歯を抜歯して失ってしまったところに、人工的な歯を手術で埋め込む治療法です。
この「手術」というところが皆さんが怖いと思ってしまう部分ではないかと思います。
患者さんからよく質問されることは、
全身麻酔で手術するんですか?
→いえ、局所麻酔で行います。むし歯治療などの際に使う麻酔と全く同じものを使いますので、インプラントだからといって特別な麻酔を行うわけではありません。
痛いですか?
→手術中は麻酔が効いているので痛みはありません。また、手術後の痛みについても、抜歯を行った時と同じくらいの痛みが出ることがある程度です。実際に僕が手術をさせていただいた患者さんも、痛み止めも使わずに過ごしていただけた患者さんがほとんどです。
手術時間はどれくらいですか?
→治療前後の説明やレントゲン撮影などを行うため、予約は1時間程度でお取りすることが多いですが、実際の手術自体は15〜30分で終わることがほとんどです。思ったより早くて患者さんに驚かれることもあります。
などがあります。
インプラント=手術、怖い、痛い
というイメージが強いようですが、実際にはそれほど大変なものではありません。
自分の歯のように、硬いものでも何でもよく噛める!という生活を手に入れるために、インプラントについてのご相談などお気軽にお問い合わせください。
2021年04月14日
こんにちは、歯科医師の鈴木です。
今回はインプラント治療で使用する「サージカルガイド」について説明します。
サージカルガイドとは、簡単に言うとインプラント治療を安全・正確に行うための装置です。
インプラント治療を行う際に1番重要になるのが、インプラントをどこに埋めるのかということですが、このサージカルガイドを用いることによって予定した位置にインプラントを確実に埋めることが出来ます。
事前に撮影したレントゲン写真やCTのデータをもとに、どの位置にインプラントを埋め込むのが最も良いかというのを決めて、その位置に確実にインプラントを埋め込むために使用するのがこのサージカルガイドです。
これを用いれば誰が手術を行ったとしても正確な位置にインプラントを埋め込むことが出来ます。
逆に言うと、このサージカルガイドを使わないでインプラント治療を行う場合は、歯科医師が10人いたら10人とも違うところにインプラントを埋め込んでしまいますし、同じ歯科医師が行っても1回目と2回目では同じところに1mmのズレもなくインプラントを埋め込むことはほぼ不可能です。
身近なものに例えると文房具のコンパスの役割を果たしているのがサージカルガイドです。
コンパスを使って◯を描くのと、フリーハンドで◯を描くのではどちらがきれいでしょうか?一度描いた◯と全く同じ◯を描けるのはどちらでしょうか?誰が描いても同じ◯が描けるのはどちらでしょうか?
と考えると、サージカルガイドを使ったインプラント治療がとても安全なことがわかるかと思います。
当院では患者様一人一人に、また手術ごとにオーダーメイドのサージカルガイドを作製してインプラント治療を行っていますので、インプラントに怖いイメージをお持ちの方も安心して治療を受けていただけると思いますので、気になる方はぜひ一度ご相談ください。
2021年02月6日
こんにちは、歯科医師の鈴木です。
今日は「インプラント」について説明していこうと思います。
最近ではインプラントという言葉をみなさんもよく耳にしているかもしれませんが、実際にどういうものなのかを詳しく知らない方も多いかもしれません。時々入れ歯や差し歯のことをインプラントだと勘違いされて来院される方もいらっしゃいます。
そこで本日はインプラントについて簡単にご説明します。
インプラントとは、簡単に言うと、ご自身の歯を抜歯しなくてはいけなくなってしまった場合に、抜歯した後に同じ位置に人工的な歯を手術で埋め込む治療法のことをいいます。
インプラント=手術=怖い
と思われる方も多いかもしれません。
しかし実際は簡単な場合には手術も30分程度で終わります。
そして麻酔も全身麻酔ではなく、むし歯治療や抜歯をする時に使用するものと同じ局所麻酔(部分麻酔)で行います。
痛いんじゃないの?という質問もよく受けますが、基本的には抜歯の際と同じ程度の痛みが出るくらいで、みなさんが想像しているよりも痛みが出ることは少ないかもしれません。
歯を失ってしまった場合にブリッジや義歯などの治療法もありますが、隣の歯を大きく削るなど、残っている他の歯を傷つけて寿命を縮めてしまうのに対し、インプラントであれば他の歯には手をつける必要はありません。
ただし、インプラントは骨がしっかりしているかどうか、全身疾患(糖尿病や高血圧など)の有無など事前の検査が必要です。
当院ではインプラントの相談やインプラントが可能かどうかの相談などの無料相談もお受けしておりますので、気になる方は一度ご相談ください。