2022年04月4日
こんにちは、歯科医師の鈴木です。
本日はむし歯になりやすい食べ物についてお話します。
むし歯になりやすい食べ物に共通する特徴として、
・歯にくっつきやすい食べ物
・口の中に長く残る食べ物
・糖分が多い食べ物
などがあります。
一番イメージしやすい食べ物で言うと、「キャラメル」はその代表です。
他にはアメやチョコレートなども挙げられます。
糖分の含まれる飲み物などもむし歯になりやすい食べ物と言われており、コーラやスポーツドリンクなどがその代表です。
また、見落としがちな食べ物として、僕が注意してほしい食べ物の一つが「のど飴」です。
風邪をひいた時や喉が痛い時に、1日中のど飴を舐めていたり、寝る前に舐める、そのまま寝てしまうなんて経験はありませんか?
のど飴を薬のような感覚で使用している人が意外と多いかもしれませんが、のど飴にも糖分が入っています。
最近では、代用甘味料などむし歯になりにくい糖分で作られた食べ物も増えてきています。
当院では、小さなお子さまがむし歯予防をしながら食べられる「むし歯になりにくいチョコレート」や「むし歯になりにくいグミ」などの販売も行っておりますので、気になる方はお気軽にご相談ください!
2022年03月14日
こんにちは、歯科医師伊藤です。
今回はマウスピース矯正インビザラインの治療中に注意すると良いポイントをお話ししようと思います。
インビザラインはマウスピースを装着して行う矯正治療です。
そのため、しっかり自分で使用しないと歯が動きません。
1日20時間以上は装着する必要がありますが、お食事の際には外して食べることができます。
このメリハリが必要なことがインビザラインの注意点1つ目です。
続いて、インビザラインを行う際にアタッチメントと呼ばれるボタンを歯の表面に装着しますが、そのアタッチメントが外れてしまうことがあります。
外れてしまってもすぐに問題が起きるわけでは無いのですが、外れてしまった場合には再装着を行う必要があります。
これが注意点2つ目です。
最後に、注意点3つ目は歯の移動に伴い、咬み合わせなどに変化があることです。
治療途中で一時的に咬みにくくなったり、ものが詰まりやすくなる場合があります。
最終的には咬み合わせも整い、隙間も閉じるので問題はありませんが、治療途中ではこのような変化が起きることも注意が必要です。
以上のように注意点はありますが、インビザラインは見た目も良く、食事も美味しく食べられるため、患者様にも受け入れられやすい矯正治療です。
注意すべきポイントをしっかり把握しておけば、快適な矯正ライフを送ることが可能なので、歯並びを治したい方は参考にして頂ければと思います。
今回はインビザラインの注意点についてのお話しでした。
2022年03月2日
こんにちは、歯科医師の鈴木です。
本日は、小さなお子さまがいらっしゃるお母さん、お父さんからよく質問を受けるフッ素はいつから使った方がいいのか?についてお話します。
まず、フッ素はなぜ使った方がいいのか?についてご説明します。
歯科において、フッ素の利用方法は、ご家庭での歯磨きジェル・歯磨き粉やフッ化物洗口、歯科医院での高濃度フッ素塗布などいくつか種類があります。
その中で、0歳・1歳・2歳・3歳のお子さまが利用できるフッ素はご家庭での歯磨きジェルと歯科医院での高濃度フッ素塗布の2つがメインになります。
これらを利用することで、歯がむし歯になりにくくなったり、むし歯になりかけている歯(白濁)が改善するなど、むし歯予防にはフッ素の利用が最も効果的だという研究結果も出ています。
では、いつから始めるか?についてですが、これについては、歯が生えたら始める!が良いかと思います。
子どもの歯(乳歯)も大人の歯(永久歯)も生えたばかりの時期がむし歯になりやすいと言われています。
ご家庭でのフッ素入り歯磨きジェルを毎日使用し、数ヶ月に1回歯科医院で高濃度フッ素塗布を受ける。この2つをしっかり行うことがむし歯予防にはとても重要です。
また、時々「フッ素って身体に悪いんじゃないの?」という心配をされる方もいますが、フッ素は私たちが日頃から食べている多くの食べ物の中にも含まれています。
おそらく多くの方が心配されているフッ素中毒などは、フッ素を過剰摂取した場合に生じるもので、上に記載したような歯科でのフッ素の利用でそのようなことが起きることはまずありません。
正しい時期に正しくフッ素を使うことで、その先の何十年もの間にむし歯になるかどうかが左右されてしまう可能性もありますので、小さなお子さまがいらっしゃる方でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
2022年02月9日
こんにちは、歯科医師の伊藤です。
当院でマウスピース矯正のインビザライン治療を開始し、喜ばれる方がたくさん増えており、非常に嬉しく思います。
私達は今後も皆様の力になれるよう精一杯頑張っていこうと思います。
本日は当院の矯正相談について、具体的に何を行うのかについて説明致します。
矯正治療を行いたいけどどうしたら良いか分からない方や不安な方は参考にして頂けたらと思います。
まずは、来院時にお悩みの部分を確認します。その上で、患者様のお口の治療前後のシミュレーションを出し、相談を行います。
(当院には口腔内スキャンができるi Teroエレメントという機器があるため、数分でお口の情報をスキャンし、治療前後のシミュレーション画像をその場で出すことが可能です。)
当院は年間400症例以上の治療実績があるため、矯正治療の専門知識を持った歯科医師がしっかりと対応致しますのでご安心下さい。
シミュレーションを見ることで気になっている部分がどのように改善するかが一目で分かるので喜ばれる方がたくさんいらっしゃいます。
その後しっかりと矯正治療について説明した上で患者さん自身に治療について検討して頂きます。
もちろん相談だけでも構いませんし、大事な決断なので、じっくり考えて頂くことをおすすめします。
以上のような流れで矯正の相談ができますので、歯並びでお悩みの方やシミュレーションを見てみたい方はご相談下さい。
よろしくお願い致します。
2022年01月29日
こんにちは、歯科医師の鈴木です。
本日はこどもの歯並びについてお話します。
最近5〜10歳くらいのお子さんの歯並びのご相談を受けることが多くなってきており、世間のお父さんお母さんがお子さんの歯並びに興味を持っていただけてることがすごく嬉しいです。
子どもの頃に治しておいた方が良い!と思っている方が多くいらっしゃるのですが、まさにその通りで歯並びは早くに治療した方が長い目でみた時に良い結果が得られることが多いと思います。
実際には「早く治療した方が良い」というよりは「早めに相談した方が良い」という方が正しいかもしれません。
というのも、この年齢のお子さんの歯並びは大人の歯(永久歯)とこどもの歯(乳歯)が混在することが多いため、
・いつから始めるのがベストなのか?
・今だったらどの治療法を選ぶといいのか?
・今は様子を見てていいけど、〇歳くらいになったらやった方が良い
などが、その子のお口の中の状況で変わります。体の成長に個人差があるように歯の生え変わりの時期にも個人差があるので、同じ年齢であってもひとりひとりお口の中は同じではありません。
中には、あとで生えてくる予定の大人の歯が生まれつきない!なんてこともあります。そう言った場合にも、ないことを早めに知っておくことで、ベストな時期にベストな治療を選択することができます。
お子さんの歯並びは、治療自体は今すぐでなくても、早めに一度相談しておくと、このままで良いのか?いずれは治療した方が良いのか?を判断することが出来ますので、もしお子さんの歯並びでお悩みの方がいれば、お気軽にご相談ください。
2022年01月18日
こんにちは、歯科医師の高橋です。
今回はちょっと気になる歯ぎしりの話をしていきます。
「朝起きるとなんか顎が疲れているな〜」
「なんか歯がすり減っている気がするなぁ〜」
と感じている方はいらっしゃいませんか?
もしかすると夜寝ているときに歯ぎしりしているのかも!!??
夜寝ている時の歯ぎしりは無意識かつ大きい力で行われています。
その結果・・・。
・顎関節症に??
・歯がすり減って知覚過敏に??
・歯が折れちゃった・・?
なんてことが起こると言われています。
ただ・・。
無意識だから歯ぎしりしてるかわからないよ!!
気づいていても寝ているときに無意識にしちゃうから止められないよ!!
そんな方!一度歯医者さんに行ってみてください。
ドクターが口腔内をみて歯ぎしりの可能性・歯ぎしりの歯への影響を診察します!
そして当院では歯ぎしりが心配な方には睡眠時の歯ぎしりの負担を減らすマウスピースを製作します。
これで朝の顎の疲れが減った患者様が多数いらっしゃいます。
ぜひ、歯ぎしりが心配な方もそうでない方も一度口腔内を歯医者さんに見てもらってください。
歯ぎしりだけでなく今まで気づかなかった問題が見つかるかもしれませんよ!
早期発見・早期治療で健康な口腔内を作っていきましょう。
2022年01月12日
こんにちは、歯科医師の鈴木です。
本日は、わりとよく相談を受ける「〇〇までに〜」についてお話します。
「〇〇までに〜」というのは、患者さんから言われることがあるのですが、具体的には
・自分の結婚式までに〜
・結婚式の前撮りまでに〜
・成人式までに〜
・娘の結婚式までに〜
・高校卒業までに〜
・来月から海外転勤なのでそれまでに〜
といった具合に、治療を〇〇までにしてほしいというご要望です!
結婚式や成人式など、人生の記念すべき日に、ニコッと笑顔で笑えるような綺麗な歯でいたいというのは誰もが思うところだと思います。
そういった患者さんのためにも、僕も間に合うように全力でサポートさせていただきたいのですが、実際には間に合わない場合もあります。
・新しい入れ歯を作ってほしい!来週までに!
・今週末に娘の結婚式があるのでそれまでに前歯の差し歯を作り変えたい!
・来月までに歯並びを綺麗にしたい!
など、入れ歯や被せ物などは作製時間、矯正であれば数ヶ月など、治療に必要な時間が確保できないほど急な場合はご希望に添えないこともあります。
逆に言うと、早めに相談していただければ、その大事な日までに、1番素敵な笑顔になれるように様々な治療を提案させていただくこともできます。
当院のマウスピース矯正は、軽度のものであれば数ヶ月でキレイな歯並びにすることが可能なので、結婚式までまだ数ヶ月〜1年ほど時間があるような場合であれば、当日までに治療を終えることも可能です。
お口の中の状況によっては、みなさんが想像しているよりも治療に時間がかかることがありますので、大事なイベントや記念日までの治療をご希望の方は、まずはお早めにご相談ください。
2021年12月23日
こんにちは、歯科医師伊藤です。
本日は歯並びについてお話しします。
悪い歯並びのことを歯列不正と呼びます。
歯列不正には様々なタイプがありますが、本日は歯のガタガタ(叢生)について説明していきます。
叢生と書いて「そうせい」と読みます。
叢生の原因には様々なものがありますが、一番の原因は歯の生えてくる場所が少ないことです。
歯が生える場所が無いためにそれぞれの歯が生える場所を探してバラバラな場所から出てきてしまうために叢生になります。
叢生を治すためには矯正治療が必要です。
ではどのように治していくかを説明します。
まずは叢生を治すためには歯列を拡大する場合が多いです。
歯列を拡大するというのはどういうことかというと、左右の奥歯を横に広げるようなイメージです。
拡大を行うことで前歯を並べるためのスペースを作れるため、叢生を改善しやすくなります。
次にIPRと言われる歯と歯の間を少しだけ削り隙間を作ることで叢生を改善する方法もあります。
0.2ミリ〜0.5ミリほど歯に害がない程度の隙間を作ることで歯のガタガタを取ることができます。
拡大とIPRを組み合わせて治療を行う場合もあります。
叢生があると見た目も気になりますし、歯磨きがしにくく虫歯や歯周病の原因になります。
それを防ぐために矯正治療を行うことでより良いお口を獲得できると良いのではないでしょうか。
本日は歯列不正の叢生についてお話ししました。
当院ではマウスピース矯正のインビザラインできれいな歯並び治療を行うことができます。
気になる部分がある方はぜひご相談下さい。
2021年12月7日
こんにちは、歯科医師の鈴木です。
本日は「歯科受診率」についてお話します。
歯科受診率とは、歯科を受診している人がどのくらいいるのか?を示す数値です。
日本はこの歯科受診率が低いことが知られており、本日は歯科先進国のアメリカとスウェーデンと比較していきたいと思います。
まず、定期検診の受診率を比較すると、
スウェーデン:90%
アメリカ:80%
日本:2%
という調査結果があります。
また、日本でも80歳なったときに20本自分の歯を維持しましょう!という「8020運動」というものがありますが、80歳時点での平均残存歯数を比較すると、
スウェーデン:25本
アメリカ:17本
日本:8本
となっています。
このことから、歯科の定期受診が将来的な歯の健康に大きく影響を及ぼしていることが分かります。
あるアンケート結果では、日本人は「お口の中に何らかの違和感や異常を感じている」と答えた人の中で歯科を受診する人は約20%しかいないそうです。
何か異常が起こっていても大半の人はそのまま過ごしてしまい、我慢出来なくなるくらい痛くなったりしたときに初めて歯科に受診するという状況です。
歯というものは、痛みを感じ始めた頃には病気がかなり進行してしまっていることが多くあります。
それは、初期のむし歯や初期の歯周病は痛みを感じにくいからです。そこから病気が進行し、中程度〜重度になった頃、痛みとして自覚できるようになります。
痛くなったら受診するのではなく、定期的に歯科を受診することで痛みが出る前に病気を見つけることが出来たり、早めの治療を受けることが出来ます。
おかげさまで、当院へ通ってくださっている患者さんはみなさんとても意識が高く、ほとんどの方が定期受診をしてくださっているため、スウェーデンやアメリカと比較しても変わらないほどです。
もし最後に歯科を受診したのが1年以上前になってしまっている方がいれば、一度歯科医院への受診をおすすめいたします。
2021年11月19日
こんにちは、歯科医師伊藤です。
今回は先日受講したマイクロスコープセミナーについてお話しします。
マイクロスコープとは歯科用顕微鏡のことで、細かい歯科治療を精密に行うために使用します。
私たち歯科医師は普段から眼鏡型の歯科用ルーペというものを使用して歯を数倍程度に拡大し歯科治療を行っていますが、マイクロスコープはさらに拡大率が高く、20倍以上の拡大が可能なので肉眼では見えない部分の治療に適していると言われています。
例えば、歯の根の中の治療を行う際などのより細かい部分まで見なければいけない治療にはマイクロスコープが適しています。
マイクロスコープを使うことで見えなかった根の中の汚れをきれいに取り除くことができるようになります。
また、根のヒビ割れや昔詰めていた材料の取り残しなど、肉眼では見えない部分も直接見て取り除くことができるようになります。
今回のセミナーでは普段から使用しているマイクロスコープのより効果的な応用法を学ぶことができました。
歯の治療は細菌との戦いです。
しっかりときれいにしなければいくら治療をしても再発してしまう可能性があります。
マイクロスコープを使用すればその可能性を少しでも減らしてあげることができるため、正確な治療に繋がります。
マイクロスコープは全ての治療に必要なわけではありませんが、状況に応じて使用していくと非常に効果的な精密機器です。
セミナーで学んだことも新たに取り入れながらより良い治療に取り組んでいければと思います。
ブログを読んでいただきありがとうございました。
今回はマイクロスコープについてのお話しでした。